宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/ 6 12:48 更新 520km/秒の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に600km/秒に達し、 その後は低下して、夜以降は520km/秒で推移しています。 高速の太陽風は続いています。 太陽風の磁場強度は、速度よりも少し早く15nTまで高まり、 以降はゆっくりと低下して、 現在は3nTとやや弱い程度になっています。 太陽風の高まりとしては、 ピークを過ぎて後半に入っているのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、昨日のニュース以降も南寄りに推移して、 -5nT前後の南向きが続きました。 速度も高まっているため、磁気圏の活動は活発になりました。 昨日の午後には、アラスカのライブカメラで きれいなオーロラを見ることができました。 太陽風のグラフの後半では、 磁場の南北成分は0nT付近で変化する様になっています。 現在の磁気圏はやや落ち着いた状態になっている様です。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端(右端)に沈もうとしています。 一方、南東(左下)には、次のコロナホールが大きく広がっています。 4日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。 太陽は、無黒点の状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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