宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/ 5 13:52 更新 コロナホールによる高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 コロナホールの影響が到来し、太陽風が強まっています。 27日周期の図では、 前周期より1日遅れの始まりになっています。 太陽風の磁場強度は、昨日の夕方から強まり始め、 今日の未明には10nTに達しました。 続く様に速度も上昇を始めて、 350km/秒と低速だった太陽風は、 現在は560km/秒の高速風に変わっています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まり始めた頃から南向きに変化して、 今朝早くには、-10nT近くまで強まりました。 その後は南北に大きく振れる様になり、 北向きに強まったり、南向きに強まったりしています。 速度の高まりも重なって、 磁気圏の活動は活発になっていると思われます。 AE指数は見ることができませんが、 NOAA/SWPCの磁気指数は、変化が大きくなっています。 前周期の高速太陽風は、5日ほど続きました。 引き続き、太陽風、磁気圏の変化に注目してください。 また、SDO衛星AIA193では、 太陽の南東側(左下)に次のコロナホールが見えています。 この領域は、前周期は10月13日以降の高速太陽風をもたらしています。 現在の高速風に続く様に、この変化がやって来るでしょう。 太陽は、無黒点が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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