宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/11/ 2 13:26 更新 低速の太陽風が続いています。10月の黒点数は 4.9 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 10月の黒点相対数の月平均値は、 4.9 と発表されました。 9月の 3.3 とほぼ同じ値です。 また、無黒点の日数は20日に達していて、 こちらも、9月の23日とほぼ同じです。 1枚目の図では、黒点数を示す点は0の近くに留まり、 3枚目の図では、無黒点の日数は 月の半分を超えるのが当たり前になっています。 前の極小期の2008〜2009年頃は、 この傾向がさらに強まっていて、黒点数は1前後、 無黒点の日は25日を超えるくらいに達していました。 今期もここまで極端に下がるのでしょうか。 太陽風は、340km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近か、やや北寄りになっています。 現在、AE指数のデータを見ることができないのですが、 磁気圏も穏やかな状態が続いていると思われます。 SDO衛星AIA193では、 大きく広がるコロナホールは少し西に進み、 地球への影響の始まりが近付いています。 明日以降、変化の始まりに注目してください。 太陽は無黒点で穏やかです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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