宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/22 13:50 更新 太陽風に弱い変化が到来しています。太陽に小さい黒点が発生しています。 担当 篠原 昨夕、21日17時(世界時21日8時)頃から、 太陽風の磁場強度が3nTから8nTに高まり、 速度も、280km/秒から380km/秒に高まる変化が発生しました。 変化の大きさとしては小規模で、磁場はやや強まった程度、 速度はやや低速に戻った態度です。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わるセクター境界を通過したため、 太陽風の変化が発生した様です。 この変化に伴って、 太陽風磁場の南北成分は南北に大きく振れ、 磁気圏の活動を一時的に高めました。 21日のAE指数のグラフの中央部に、 700nTに達する中規模の変化が発生しています。 太陽風の速度は遅かったので、 活動の規模はあまり大きくならなかった様です。 太陽風磁場の南北の変化は、小さくなりながら続いています。 磁気圏もやや活動的な状態が続いています。 太陽では、掲載の可視光写真ではほとんど見えませんが、 西側(右側)の赤道付近に、小さい黒点が発生しています。 今朝早く見え始めた様です。 黒点は赤道から少し北側に発生していますが、 磁場の分布が、現在の北半球の並びと反対になっている様です (第24期の南半球型、もしくは、次の第25期の北半球型)。 赤道に近いことから、第24期の黒点に属すると思われますが、 最近、この様な微妙な黒点が時々現れています(8月24日の記事)。 また、昨日太陽の南西側に見えていた小さい黒点は、 現在はほとんど見えなくなっています。 SDO衛星による、太陽の西寄りの黒点の可視光(左)と磁場分布(右)の写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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