宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/19 11:42 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。太陽風の高まりが始まるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は更に下がって、 320km/秒と低速の状態になっています。 磁場強度は、3nTとやや弱い値で安定しています。 27日周期の図を見ると、 タイミングは1日ほど遅れていますが、 前周期と同じ様な速度低下になっています。 前周期は、この後、太陽風の磁場が強まり、 速度の上昇も始まっています。 今回も今後の推移に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、弱い北寄りで推移しています。 速度が低下していることもあり、磁気圏は静穏で AE指数は全く変化が見られません。 前周期は、磁場の強まりとともに 南北成分は南向きに強まる様になり、 磁気圏の活動も活発になりました。 太陽風磁場の南北成分の推移にも注目してください。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球の東側(左下側)に、薄暗いコロナホールが見えています。 前周期には見えていなかった領域です。 5〜6日後くらいに影響がやって来るかもしれません。 太陽では、今日未明に2725黒点群が再び出現した様ですが、 現在の写真では見えなくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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