宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/14 13:03 更新 太陽風の速度が高まり、磁気圏活動の高まりも発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くから高まり始め、 ちょうど500km/秒に達したところです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 南西(右下)に見えるコロナホールの影響が始まりました。 太陽風の磁場強度は、 昨夜から今日未明にかけて、10nT程度に高まりましたが、 速度の上昇と反対に下がり始め、 現在は6nTと平均的な状態に戻っています。 磁場強度が高まった頃、南北成分は大きく南に振れ、 -10nTに達する変化が到来しました。 このため、AE指数では1200nTに達する 大きな変化が発生しています。 これに続いてAE指数が700nTに高まった、 世界時13日22時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 見事なオーロラが全天を飾っています。 太陽風磁場の南北成分は、 現在は0nT付近か北寄りで、磁気圏の活動も落ち着いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速太陽風は2日半ほど続きました。 今回はどこまで続くでしょうか。 太陽では、昨日見えた黒点の1つが見えなくなり、 右の2724黒点群と、左の2725群の2つになっています。 Bクラスの小さい変化は起きていますが、 活動の高まりは特に見られません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 磁気圏活動の高まりの影響で、大きく減少しています。 太陽風は高速になっているので、引き続き注目してください。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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