宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/12 13:08 更新 太陽風の速度は下がり始めています。太陽に黒点が現れました。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒から460km/秒へ下がり、 やや高速の状態です。 磁場強度も、3nTとやや弱くなっています。 太陽風の高まりは、この辺りで一旦落ち着きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 太陽風のグラフの中頃までは、弱い南寄りに変化していましたが、 後半は0nT付近になっています。 速度の低下もあり、磁気圏の活動は次第に下がっています。 AE指数は、500nTの変化から300nT程度と小さくなり、 12日のグラフは変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の中央線付近に広がり、 地球の方向に速度の高い太陽風を吹き出しているところです。 明日の午後以降、次の高まりに注目してください。 太陽では、東端(左端)から黒点が出現しています。 X線グラフでは、Bクラスの小さい変化も発生しています。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも増加しています。 太陽風が落ち着いてきたので、 こちらの変化も一旦落ち着きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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