宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/ 9 12:15 更新 550km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、550km/秒と高速の風が続いています。 磁場強度は、7nTから5nTに少し下がっていますが、 平均的な値を保っています。 磁場の南北成分は、 太陽風のグラフの前半では、 -3nT程度の南向きが連続的に発生しています。 速度が高まっているため、磁気圏は活発な状態になり、 AE指数では、500nTを超える中規模の変化が続き、 時々、1000nTを超える大きな変化も発生しています。 グラフの後半からは、磁場が北向きに変化するようになり、 AE指数の変化も小さくなっています。 世界時8日22時の昭和基地のオーロラの動画を掲載します。 AE指数の変化が小さくなってきた頃の様子です。 昨日の動画ほどの迫力はありませんが、 オーロラの光が頭上を美しく飾っています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、9月15日にかけて高速の状態が続きました。 今回はどこまで続くでしょうか。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15の赤線が1万の線に達しています。 明日は、GOES14の青線もこの線を越えそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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