宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/11 14:49 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 昨夜、10日19時(世界時10日10時)頃、 太陽風の磁場強度が5nTから7nTに少し強まりました。 変化としては小さいですが、 南北成分が南向きに大きく振れる様になり、 -5〜 -6nTの南向きが数時間にわたって続きました。 速度は500km/秒と高速の状態が続いていたため、 磁気圏の活動は高まって、 AE指数は1000nTに達する大きな変化になり、 最大で1500nTと1200nTのピークも発生しています。 この2つめの高まりの頃にあたる、 世界時10日19時半のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 激しいオーロラの輝きが、 画面の右から左へ進んでいく様子が見えています。 太陽風磁場強度の高まりは、今日の未明に終わって、 現在は4nTと平均的な状態です。 南北成分も0nT近くで落ち着いています。 このため、磁気圏の活動は次第に小さくなっている様です。 27日周期の図を見ると、 太陽風速度の高まりは、前周期と同様に推移しています。 このままもう2日ほど続いて、 次のコロナホールの変化に繋がるのでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽で昨日小さく見えていた黒点は、 その後消えて無黒点になっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も両衛星で1万に達していますが、 昨日よりは少し下がっています。 太陽風の高まりが続いているので、引き続き注目してください。 南極・昭和基地の全天カメラで、世界時10日19時半に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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