宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 --- ---
10/12 --- ---
10/11 --- ---

黒点 10/13 (NOAA)
磁場 フレア
2724 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:22 354 +1.8
-2 h 347 -2.0
-4 h 352 -0.8
-6 h 369 -0.5
-8 h 377 -1.1
-10 h 402 -0.7
-12 h 409 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^4
10/13 0.5 4x10^4
10/12 0.5 4x10^4
10/11 0.4 2x10^4
10/10 0.5 4x10^4
10/ 9 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/10/ 8 14:10 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。
2018/10/ 9 12:15 550km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2018/10/10 12:37 高速の太陽風は続いていますが、速度は少し下がっています。
2018/10/11 14:49 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が高まりました。
2018/10/12 13:08 太陽風の速度は下がり始めています。太陽に黒点が現れました。
最新のニュース

2018/10/13 13:18 更新
太陽の東端に黒点が並んでいます。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

太陽の東端に現れた黒点には、2724黒点群と番号が付きました。
今日の写真では、この黒点に続く様に、
左側に2つの新しい黒点が現れています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。

2724群では小さい活動も起きていて、
12日23時(世界時12日14時)に、
B7.1の小さいフレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

この規模に達するフレアの発生は、
7月6日のC1.6以来です。
規模としては小さい活動ですが、それでも3か月ぶりの発生です。


太陽風の速度は、昨日の夜には400km/秒に下がり、
今日に入ると、350km/秒と低速の状態になっています。
前周期は400km/秒くらいで止まったのですが、
今回はもう一段遅くなっています。

太陽風の磁場強度は、
昨日から3〜4nTとやや弱い状態が続いていましたが、
今朝くらいからやや上がり始め、現在は6nTです。
小さい変化ですが、この後も強まりが続くと、
次の高速風の始まりに繋がりそうです。

太陽風磁場の南北成分は、弱い南寄りで推移しています。
磁気圏では、小規模の活動が続き、
AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が、
繰り返し発生しています。
速度が下がっているので、
今後の変化は小さい規模に留まりそうです。

一方、次の高速太陽風が近付いています。
前周期の変化を参考にすると、明日の朝くらいかもしれません。
今夜以降、注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、高い状態が続いています。
太陽風の高まりは終わったので、
今後は低下に向かいそうですが、
次の高速風が始まると、再び様々な変化を見せるでしょう。



2724黒点群とそれに続く黒点の様子。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


2724黒点群で発生したB7.1の小さいフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。