宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/13 13:18 更新 太陽の東端に黒点が並んでいます。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 太陽の東端に現れた黒点には、2724黒点群と番号が付きました。 今日の写真では、この黒点に続く様に、 左側に2つの新しい黒点が現れています。 SDO衛星による拡大写真を掲載します。 2724群では小さい活動も起きていて、 12日23時(世界時12日14時)に、 B7.1の小さいフレアが発生しています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 この規模に達するフレアの発生は、 7月6日のC1.6以来です。 規模としては小さい活動ですが、それでも3か月ぶりの発生です。 太陽風の速度は、昨日の夜には400km/秒に下がり、 今日に入ると、350km/秒と低速の状態になっています。 前周期は400km/秒くらいで止まったのですが、 今回はもう一段遅くなっています。 太陽風の磁場強度は、 昨日から3〜4nTとやや弱い状態が続いていましたが、 今朝くらいからやや上がり始め、現在は6nTです。 小さい変化ですが、この後も強まりが続くと、 次の高速風の始まりに繋がりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、弱い南寄りで推移しています。 磁気圏では、小規模の活動が続き、 AE指数は、300〜500nTの小規模の変化が、 繰り返し発生しています。 速度が下がっているので、 今後の変化は小さい規模に留まりそうです。 一方、次の高速太陽風が近付いています。 前周期の変化を参考にすると、明日の朝くらいかもしれません。 今夜以降、注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、高い状態が続いています。 太陽風の高まりは終わったので、 今後は低下に向かいそうですが、 次の高速風が始まると、再び様々な変化を見せるでしょう。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース 2724黒点群で発生したB7.1の小さいフレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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