宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/10 12:37 更新 高速の太陽風は続いていますが、速度は少し下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に600km/秒近くまで高まりました。 そして、今日に入る頃に550km/秒へ下がり、 現在は、500〜520km/秒まで下がっています。 高速の状態は続いていますが、勢いはやや落ち着いています。 太陽風の磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態が続いています。 南北成分は、-3nT前後の南寄りです。 速度が高まっていることと重なり、磁気圏の活動を強めていて、 AE指数では、1000nTに達する大きな変化が繰り返し発生しています。 現在は、太陽風の速度が少し下がってきたので、 磁気圏の変化も少しずつ小さくなっていきそうです。 この後、磁場強度が下がって、南向きの変化も弱まると、 AE指数の変化は一段と小さくなるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球に広がるコロナホールが、太陽の中心線に近付いています。 この領域の影響は、前周期は9月17日に始まっています。 今回は、10月14日前後でしょうか。 太陽は、掲載の写真では分かりませんが、 中央部に小さい黒点が出現しています。 SDO衛星AIA193の写真の中央部で明るく光っている領域です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 2つの衛星で1万を超えて強まっています。 高速風は続いているので、更に高まるかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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