宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/ 5 12:55 更新 太陽風はやや低速になっています。9月の黒点数は 3.3 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 9月の黒点相対数の月平均値は、 3.3 と発表されました。 9月は、10日前後に2721群、2722群が現れ、 17日に番号が付かないままの小さい黒点が発生し、 月末に2723群が発生した程度で、 黒点が見えた日数は7日、無黒点は23日に達しています。 黒点相対数のグラフは底にくっついています。 前の極小の頃(2008〜2009年頃)は、 この状態が1年以上続いたのですが、今期はどうなるでしょうか。 無黒点の日数も、前の極小を参考にすると、 これから更に増えるのかもしれません。 昨日のニュースの後、太陽風の速度は400km/秒に下がり、 今朝以降は、380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 太陽風の速度の高まりは、短い時間で終わっています。 磁場の南北成分は、北に向いたり、南に向いたりと、 切り替わりがはっきりしています。 南を向いた頃に、AE指数で200〜300nTの小さい活動が起きています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中心部を南北にコロナホールが延びています。 2〜3日後にこの領域の影響が到来しそうです。 前回は600km/秒近くまで速度が高まりました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、2723黒点群の黒点は見えなくなって、 無黒点になっている様です。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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