宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/10/ 4 13:59 更新 太陽風の速度が一時的に500km/秒に上がりました。 担当 篠原 太陽風は、今朝、4日4時(世界時3日19時)くらいから 磁場強度が8nTに強まり、 続いて速度も上昇を始めて、 4日9時(世界時4日0時)に、500km/秒の高速風になりました。 しかし、直後の4日13時(世界時4日4時)には、 440km/秒に下がっています。 SDO衛星AIA193の 西側のコロナホールの影響がやって来た様です。 27日周期の図を見ると、 前周期と同じくらいのタイミング(9月7日)に変化が始まっています。 前周期の速度の高まりは、1日程度は続きましたが、 今回はかなり短くなってしまうのでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、概ね北寄りで推移しています。 このため、磁気圏の活動は特に高まらず、 AE指数は、200nT程度の小さい変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、 次の広いコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3〜4日後くらいから影響が始まりそうです。 太陽では、2723黒点群は更に小さくなり、 掲載の写真ではかろうじて見える程度です。 太陽の東端の向こう側にも活動的な領域はなく、 太陽は無黒点になりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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