宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/20 13:38 更新 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日に続いて一週間遅れの紹介になってしまいましたが、 現地9月14〜15日の夜に、 カナダ・イエローナイフで撮影されたオーロラの写真を 高坂雄一さんよりいただきました。 この夜は、厚い雲に覆われていたそうですが、 現地15日0時前から急に星が見え始めて、 頭上でオーロラ爆発とともにピンク色の光が舞ったそうです。 その後、0時40分までに5度の爆発が見られ、 その後、また雲に覆われてしまったそうです。 本当に、鮮やかな色合いのオーロラです。 この日のAE指数を見ると、それまで静かだったグラフが、 現地14日23時半(世界時15日5時半)頃から高まり始めています。 ちょうど良いタイミングで雲が切れた様です。 イエローナイフは通常の秋に比べてとても寒く、 毎晩零下で、雪も毎日パラパラと舞っているそうです。 厳しい条件下での素晴らしい写真をありがとうございます。 現在の太陽風の速度は、 380km/秒とやや低速程度に下がっています。 磁場強度も、2〜4nTとやや弱くなっています。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近か北寄りで推移しています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はほとんど変化が見られません。 太陽風は穏やかになり、 次の注目は、SDO衛星AIA193の太陽の北半球に見える コロナホールの影響です。 2日後くらいから始まりそうです。 太陽は穏やかな状態が続いています。 SDO衛星の可視光写真によると、 太陽の中央部に小さい黒点が現れて すぐ消えるという変化が起きていた様です。 現在は無黒点です。 (c) 高坂雄一氏 イエローナイフで、現地15日0〜1時(世界時15日6〜7時)頃に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 イエローナイフで、現地15日0〜1時(世界時15日6〜7時)頃に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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