宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/18 13:45 更新 太陽風は520km/秒程度の高速風になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒を超え、 高速風になりました。 その後、速度は500〜530km/秒を推移しています。 磁場強度は、速度が高まった頃に、一旦、10nT近くに達しましたが、 今日に入ってからは、4nT前後に下がっています。 コロナホールの影響がやって来た様です。 ただし、27日周期の図の前周期は 650km/秒を超えるくらいの高速風が来ていましたが、 今のところ、今回はおとなしい高速風になっています。 太陽風磁場の南北成分は、北向きの時間帯が多く、 時々南向きに振れている程度です。 このため、磁気圏はそれほど活発になっておらず、 AE指数で、300〜500nTの小規模の変化が、 数回発生している程度です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは西の端に近付いていて、 太陽風への影響は次第に弱くなりそうです。 そして、北極付近から縦に広がるコロナホールの影響に、 今週末くらいから注目してください。 27日周期の図の前周期、8月26日以降の速度の高まりは、 この領域の影響の可能性があります。 太陽に昨日見えていた小さい黒点は、 既に見えなくなっています。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日もかろうじて1万に達しています。 現在、太陽風が高まっていますが、 磁気圏活動はあまり高まっていないため、 放射線帯への影響は限定的になりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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