宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/15 08:49 更新 太陽風の速度は700km/秒近くまで高まっています。 担当 篠原 550km/秒付近と高速だった太陽風の速度は、 今朝に入ると600km/秒を超えて高まり始め、 ACE衛星のデータを参考にすると、 700km/秒近くまで高まっている様です。 磁場強度は、5nTが続いていましたが、 グラフの最後で3nTに下がっています。 速度の高まりは、この辺りでピークを迎えたのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 振れ幅はやや小さくなっていますが、南北に変化しています。 速度が高まっているため、磁気圏は活動的な状態が続き、 AE指数のグラフは、大きさはやや小さくなっていますが、 300〜600nTの小・中規模の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが更に西に進み、 影響の始まる目安の位置に近付いています。 太陽風の高まりは、更に続きそうです。 太陽は無黒点で、穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 GOES14(青線)、GOES15(赤線)の両方が1万の線を越えて 高まっています。 高速太陽風が続いているので、更に増加する可能性があります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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