宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/19 11:57 更新 太陽風の速度はやや高速になり、高速風は終わりに近付いています。 担当 篠原 9月12日の記事で紹介した、景山植光さんによる、 イエローナイフで撮影された現地11日のオーロラの追加写真を紹介します。 撮影時刻は、現地11日2時(世界時11日8時)ちょうどとのことで、 AE指数が1700nTに達する激しい変化を起こしていた頃の撮影です。 順番としては、前回掲載した写真のすぐ後の撮影です。 景山さんによると、それまでのブレークアップの残光が上空に広がり、 脈動オーロラとなって新しいブレークアップの光を隠す状況だったとのことです。 そのため、以降は色鮮やかな写真はほとんど撮れなかったそうです。 現地ならではの撮影事情があるのですね。 前回の写真をいただいた時に、 AE指数が最大になる少し前ですねとお尋ねしたところ、 追加情報として最大の頃の写真を送っていただきました。 先週の後半から私の都合でメールを受け取る機会がなく、掲載が遅れてしまいました。 どうもありがとうございます。 また、この日のオーロラのタイムラプス動画をYoutubeに掲載しているとのことです。 https://www.youtube.com/watch?v=q-8AtSzQmr0 どうぞご覧下さい。 現在の太陽風は、昨夕に500km/秒台を割り、 480km/秒とやや高速で推移していましたが、 グラフの最後で460km/秒に下がりかけています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、グラフの最初は南寄りでしたが、 中盤以降は北寄りになり、磁気圏の活動は静かになっています。 AE指数のグラフでは、初めに小さい変化があるだけで、 以降は、ほとんど変化がありません。 (こちらも、グラフの最後で南向きに振れています) 今回の高速太陽風は、始まりが前周期よりも1日ほど遅れ、 最高速度は下がっていました。 そして、終わりは前周期と同じくらいになりそうで、 継続時間は短くなりそうです。 SDO衛星AIA193では、北極から広がるコロナホールの右端が 太陽の中央線に達しています。 3日後くらいから、こちらの影響が始まりそうです。 太陽は無黒点で、とても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES14、15共に1万を割っています。 (c) 景山植光氏 イエローナイフで、現地11日2時(世界時11日8時)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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