宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2018/ 9/11 08:57 更新 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 コロナホールによる太陽風の強まりが始まりました。 昨夜、10日19時(世界時10日10時)頃から、 太陽風の磁場強度が高まり始め、 今朝、11日4時(世界時10日19時)には10nTを超えて、 現在は15nTに達しています。 一方、太陽風の速度は、 今朝、11日5時(世界時10日20時)までは、 400km/秒以下に留まっていましたが、 ここから高まって、500km/秒と高速風に変わっています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度の変化とともに南向きに強まり、 -5nTから -10nTに達する強い南向きが続きました。 このため、磁気圏の活動は活発になり、 AE指数は500nTから1500nTに達する大きな活動が発生しています。 AE指数が1500nTに達した頃、 世界時10日17時半のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 緑色のオーロラの上に赤いオーロラも輝き、 とてもきれいな光の帯になっています。 現在も太陽風の磁場強度は強い状態なので、 速度は更に高まる可能性があります。 一方、高速太陽風の発生源となったコロナホールは、 東西には狭かったので、 高速風はあまり長く続かないかもしれません。 27日周期の図の前周期を見ると、 4日ほど続いたところで、次の高速風が到来しています。 また、DSCOVR衛星のグラフの最後で、 磁場の南北成分が北向きに切り替わっています。 この傾向が続くと、磁気圏は穏やかになってしまうでしょう。 太陽は、2721黒点群は見えなくなりましたが、 南東(左下)側に新しい黒点が発生しています。 南極・昭和基地の全天カメラで、世界時10日17時半に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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