宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/ 6 13:11 更新 太陽風はやや高速です。この後、コロナホールの影響が始まるかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、今日未明まで500km/秒近い高速の状態になっていましたが、 その後少し下がり、現在は450km/秒とやや高まった状態は続いています。 磁場強度は、5nTから3nTへ下がり、やや弱くなっています。 太陽風の高まりは落ち着いていますが、 この後、コロナホールの影響が及び始めて、 再び速度が上昇するかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 南向きにやや強まる変化が繰り返し起きています。 磁気圏の活動は、ある程度高まっていたと思われます。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 赤道域の西(右)と東(左)に、それぞれコロナホールが見えています。 西のコロナホールは、 地球に影響が及び始める目安の位置に達していて、 太陽風に次の高まりをもたらす可能性があります。 一方、東のコロナホールは、 4〜5日後くらいから影響が始まりそうですが、 前周期よりも広がりが増している様に見えます。 1枚目の図で、2周期(54日)前、1周期(27日)前の太陽と比較します。 27日周期の図を見ると、 前周期は8月15日から速度の高まりが始まっています。 太陽は無黒点で、穏やかです。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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