宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/ 8 14:37 更新 太陽風速度の高まりは、1日程度で終わっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで、 現地9月3日夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 撮影時刻は、現地3日23時43〜44分(世界時4日5時43〜44分)です。 太陽風の速度は350km/秒と低速でしたが、 磁場の南北成分が、-5nTを越えるくらいまで南向きに変化して オーロラの活動を高め、 AE指数で600nTくらいの中規模の変化が発生した頃です。 オーロラの光の帯が頭上で見事に乱舞しています。 背景の星に注目すると、左上にカシオペヤ座のW型が見え、 右上にこと座のベガとひし形の星の並びが見えています。 日本の空とは星の見える位置は違いますが、 オーロラの広がりを想像するにはよい目印になると思います。 美しいオーロラの情報をありがとうございます。 太陽風は、昨日のニュース以降速度が高まって 7日15時(世界時7日6時)には500km/秒に達しました。 磁場強度も10nTに強まっていましたが、 磁場の南北成分は北向きに強まったため、 磁気圏の活動はほとんど高まりませんでした。 速度が高まりきって、磁場強度が下がっていった頃に、 南北成分が0nT付近から弱いマイナスに振れて、 AE指数で400nTの小規模の変化が起きた程度です。 現在の太陽風は、速度は370km/秒とやや低速になり、 磁場強度も2nTと弱くなっています。 太陽風の高まりは1日程度で終わっています。 一方、SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の中心部に見えています。 2〜3日後くらいからこの領域の影響が始まりそうです。 27日前よりも広がりは増しているので、 太陽風の高まりに注目してください。 太陽は無黒点です。 (c) 景山植光氏 イエローナイフで、現地3日23時43〜44分(世界時4日5時43〜44分)に撮影されたオーロラ。 (c) 景山植光氏 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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