宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:02)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 3 --- ---
9/ 2 --- ---
9/ 1 --- ---

黒点  9/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 334 +2.6
-2 h 338 -1.3
-4 h 337 +0.0
-6 h 348 +0.2
-8 h 333 -2.5
-10 h 345 -2.5
-12 h 342 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
06:30 -15 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
9/ 3 0.4 2x10^4
9/ 2 0.5 2x10^4
9/ 1 0.5 3x10^4
8/31 0.5 6x10^4
8/30 0.5 6x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 8/29 14:11 高速太陽風は続いていますが、磁気圏の活動は下がっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2018/ 8/30 12:11 高速太陽風は終わりに向かっています。太陽は無黒点です。
2018/ 8/31 11:30 太陽風はやや低速になり、磁気圏は穏やかです。
2018/ 9/ 1 08:28 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。太陽は無黒点です。
2018/ 9/ 2 08:56 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2018/ 9/ 3 14:02 更新
太陽風は低速です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで撮影された
オーロラの写真をいただきました。

撮影は、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけてです。
太陽風の速度は300km/秒台前半にまで下がり、
磁場は南向きですが、-1〜 -2nTと振れ幅は小さく、
太陽風の状態はかなり厳しかった様に思います。

一方、AE指数のサイトが止まっているため、
代わりにGOES衛星の磁場データを参照すると、
この時間帯に磁場の乱れが観測されており、
磁気圏でオーロラを起こす活動が発生していた様です。
この変化をイエローナイフで捉えたのだと思われます。

現地は、この夏は雨の多い零下だったとのことで、
高坂さんが到着した夜は雨だったそうです。
その翌晩に快晴になり、これらの写真を撮ることができたそうです。

どの様な条件でも、観測することが大切だと改めて実感します。
美しい写真をありがとうございます。



太陽風は、昨夜にかけて310km/秒まで下がりましたが、
今日に入る頃に、340km/秒と少しだけ戻しています。
磁場強度は、2〜6nTの間を増減しています。

磁場の南北成分は、磁場が強まった頃に南向きに振れています。
速度は遅いですが、磁気圏の活動はやや高まっているかもしれません。
グラフの最後は北向きになっているので、
現在は静穏になっているでしょう。

SDO衛星AIA193では、赤道付近のコロナホールが
太陽の中心部に近付いています。
今週の後半は、この領域の影響が到来しそうです。


太陽は、無黒点で静穏です。


放射線帯の高エネルギー電子は、また少し減少し、
GOES14(青線)は、1万の線を割りそうです。



イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。