宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 9/ 3 14:02 更新 太陽風は低速です。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで撮影された オーロラの写真をいただきました。 撮影は、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけてです。 太陽風の速度は300km/秒台前半にまで下がり、 磁場は南向きですが、-1〜 -2nTと振れ幅は小さく、 太陽風の状態はかなり厳しかった様に思います。 一方、AE指数のサイトが止まっているため、 代わりにGOES衛星の磁場データを参照すると、 この時間帯に磁場の乱れが観測されており、 磁気圏でオーロラを起こす活動が発生していた様です。 この変化をイエローナイフで捉えたのだと思われます。 現地は、この夏は雨の多い零下だったとのことで、 高坂さんが到着した夜は雨だったそうです。 その翌晩に快晴になり、これらの写真を撮ることができたそうです。 どの様な条件でも、観測することが大切だと改めて実感します。 美しい写真をありがとうございます。 太陽風は、昨夜にかけて310km/秒まで下がりましたが、 今日に入る頃に、340km/秒と少しだけ戻しています。 磁場強度は、2〜6nTの間を増減しています。 磁場の南北成分は、磁場が強まった頃に南向きに振れています。 速度は遅いですが、磁気圏の活動はやや高まっているかもしれません。 グラフの最後は北向きになっているので、 現在は静穏になっているでしょう。 SDO衛星AIA193では、赤道付近のコロナホールが 太陽の中心部に近付いています。 今週の後半は、この領域の影響が到来しそうです。 太陽は、無黒点で静穏です。 放射線帯の高エネルギー電子は、また少し減少し、 GOES14(青線)は、1万の線を割りそうです。 (c) 高坂雄一氏 イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 イエローナイフで、現地9月1日23時から2日2時(世界時2日5〜8時)にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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