宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/25 12:31 更新 新しい黒点はより大きくなり、小さいフレアも起こしています。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 昨日、太陽の北半球側に現れた新しい黒点は、 2720黒点群と番号が付けられました。 その後、黒点として大きくなり、 掲載の可視光写真でも目立つ様になっています。 活動度も上がっていて、 B2.6と小さい規模ですが、フレアも起こしています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 上に見えている活発な領域が2720群で、 次第に大きくなる様子も見えています。 下のややおとなしい領域は2719群です。 更に発達して、Cクラスに届く様なフレアを起こすでしょうか。 太陽風は、今朝にかけてゆっくりと速度が低下して、 320km/秒まで下がりました。 グラフの最後のところで高まって、現在は380km/秒とやや低速です。 磁場強度は、4〜6nTと平均的な状態で推移しています。 磁場の南北成分は、 グラフの中ほどで南向きに大きく振れる変化が発生していますが、 後半は北寄りになっています。 このため、AE指数のグラフでは、 700nTの中規模の変化が一度起きていますが、 その後は、特に変化はなく、現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、太陽の中央部にコロナホールは見られず、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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