宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2018/ 8/20 12:39 更新 次の高速太陽風が到来し、550km/秒に速度が高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨夜にかけて400km/秒近くまで下がりましたが、 その後再び上昇を始め、今朝の段階で500km/秒に達し、 現在は550km/秒に上がりかけています。 次のコロナホールの影響が始まった様です。 太陽風の磁場強度も同じ様に強まっていて、 今日に入ってから、10〜13nTで推移しています。 この様子から考えると、 太陽風の速度は更に高まるかもしれません。 磁場の南北成分は、北向きには強まる変化をしていますが、 南向きにはあまり強まっていません。 このため、磁気圏の活動は活発になっていますが、 変化としては、AE指数で500〜800nTと 中規模の変化に留まっています。 今後、磁場が南向きに大きく変化すると、 AE指数のグラフも大きく変化するようになるでしょう。 この中で、AE指数の20日のグラフの最初の高まりにあたる、 世界時20日0時半頃のオーロラの様子を 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 オーロラの光が全天を飾っています。 SDO衛星AIA193では、 南半球の中緯度域にかけてコロナホールが広がっています。 この領域の影響も地球にやって来ると考えると、 今後、5日程度は高速の太陽風が続くかもしれません。 太陽では、2718黒点群は見えなくなり、 新しく現れた黒点に2719群と番号が付いています。 消えてしまった2718群の領域で、 20日15時(世界時20日6時)に小さいフレアが発生しています。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 この爆発に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が発生した様で、 太陽を横から見ているSTEREO Ahead衛星のCOR2カメラで、 コロナのガスが飛び出す様子が撮影されています。 ガスは、地球のある右方向に向かっていて、 3日後くらいに地球に変化をもたらす可能性があります。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2718黒点群の場所で発生した小さいフレアの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2カメラによるCME。地球のある右方向へガスが飛び出している。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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