宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/21 13:04 更新 太陽風の速度は650km/秒に高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後に更に高まって、600km/秒を超え、 20日18時(世界時(20日9時)以降は、 650km/秒前後で推移しています。 27日周期の図を見ると、 高速太陽風は前周期以上に高まっています。 太陽風の磁場強度は、速度の高まりと反対に次第に下がり、 昨夜のうちに5nTを割って、 現在は3nT近くまで下がっています。 このため、太陽風速度の高まりはピークを越えている様です。 DSCOVR衛星のグラフでは、 最後のところで600km/秒に少し下がる変化も見えています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度が下がった頃から弱い南寄りになっています。 磁気圏の活動も高まって、 AE指数は500nTの中規模の活動が続き、 1000nTに達する大きな変化も発生しています。 AE指数の20日のグラフの最後の500nTの高まりにあたる、 世界時20日22時の昭和基地のオーロラを動画で紹介します。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールは、 最後の部分が太陽の中心線を通過しているところです。 一方、北半球には細いコロナホールの筋が、 北極域へ続く様に伸びています。 3日後以降に、いくらかの影響が見られるかもしれません。 太陽では、2719黒点群が少し大きくなっています。 SDO衛星AIA131によると、 小さい活動が起きている程度です。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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