宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/19 14:04 更新 太陽風の速度は下がり始めています。次のコロナホールの影響も近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと下がり始めています。 今日の未明に500km/秒を割り、 現在は470km/秒とやや高速の状態になっています。 コロナホールの影響は一旦終わりを迎えそうです。 太陽風の磁場強度も、5nTから3nTへ下がり、 やや弱くなっています。 南北成分は、南北両方に変化していて、 磁気圏の活動は高まった状態が続いています。 AE指数では、500〜1000nTの変化が度々発生していますが、 グラフの後半は変化が小さくなっています。 太陽風の速度や磁場強度が下がってきた影響でしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部のコロナホールが西に進み、 影響の始まりが近付いていると考えられます。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速太陽風は、7月24日に始まっています。 この時の高速風は3日ほど続きましたが、 今回は左側のコロナホールの広がりが増しているので、 より長い時間続くかもしれません。 太陽では、2718黒点群が小さくなって、 掲載の写真ではかなり見にくくなっています。 一方、東端に新しい黒点が出現しています。 X線グラフに特に変化はなく、 太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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