宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/16 12:13 更新 500km/秒の高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 コロナホールによる太陽風の高まりが到来しています。 昨日の午後から太陽風の速度はゆっくりと上昇を始め、 15日17時半(世界時15日8時半)に400km/秒を超えて、 次第に高速状態に近付き、 今朝、16日9時(世界時16日0時)に500km/秒に達しました。 太陽風の磁場強度も、 速度が上がる頃は、5〜10nTとやや強まった状態が続き、 グラフの最後で5nTに下がる変化をしています。 速度の上昇としては、この辺りで一段落かもしれません。 磁場の南北成分は、南寄りの変化が続いています。 磁場強度がやや高まっていた頃は、 -5nTを超える南向きの強まりも発生し、 速度がやや高まっていたことと合わさって、 磁気圏の活動を強めています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500〜1000nTの中規模の変化が繰り返し発生しています。 15日の図の最後の高まりにあたる、 世界時15日22時頃のオーロラの様子を、 昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端(右端)に近付いています。 太陽風の高まりはあまり続かずに終わりそうです。 太陽は、南東(左下)に2718黒点群が見えています。 特に活動はなく、太陽は穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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