宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/15 09:51 更新 新しい黒点は2718群となりました。太陽風は低速ですが、これから高まる可能性があります。 担当 篠原 太陽の東側(左側)に発生した黒点は、 2718黒点群と番号が付けられています。 昨日よりも大きくなって、より見やすくなっています。 X線グラフには小さい変化が見えていますが、 SDO衛星AIAカメラを見ると、 2718群は、特に活動的という様子ではありません。 また、太陽の北西側(右上)で、 昨日の昼、14日13時(世界時14日4時)頃から、 フィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 黒いガスの筋が噴き上がっていく様子が見えます。 太陽の端近くで発生しているので、 地球への影響はないように思います。 太陽風は、昨夜遅くにかけて速度が320km/秒へ下がり、 更に低速の風になりました。 今朝くらいから少しだけ上がって、現在は330km/秒です。 一方、磁場強度は、2nTと弱い状態が続いていましたが、 今朝、15日6時(世界時14日21時)から、 4〜5nTに少し上がっています。 平均的な値に戻った程度の変化ですが、 コロナホールの影響が及び始めているのかもしれません。 今後、更に磁場強度が強まったり、 速度も上昇を始める可能性があります。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 磁気圏は穏やかな状態が続いています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 ほとんど変化は見られません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 東側(左側)の赤道域に新しいコロナホールが見えています。 5日後くらいからこちらの影響に注目です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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