宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/14 10:34 更新 太陽で約10日ぶりに黒点が出現しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の東端(左端)近くに、小さい黒点が出現しています。 今朝のNOAAの報告には、まだ番号は書かれていません。 黒点の出現は、8月2日頃に見えていた2717群以来です。 SDO衛星のAIAカメラを見ると、 この領域で小さい活動が発生していますが、 この後、規模は大きくなるでしょうか。 今のところ、X線グラフに特に変化はなく、 太陽は穏やかです。 太陽風は、昨夜から速度が下がり始め、 現在は350km/秒と低速になっています。 磁場強度も、3nTから2nTに下がり、 弱くなっています。 磁場の南北成分は、 振れ幅は小さいですが南寄りになっていて、 AE指数のグラフの前半は、小さい変化が続いています。 しかし、太陽風の速度が下がってきた後半は、 変化はほとんど見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが更に西に進み、 太陽風の変化の到来が近付いていると思われます。 どの程度の変化がやって来るでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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