宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/12 07:30 更新 太陽風磁場の変化で、磁気圏がやや活動的になっています。 担当 篠原 昨日の昼、11日12時(世界時11日3時)頃に、 太陽風の磁場強度が10nTに強まりました。 その後は、ゆっくりと下がって、 現在は5nTと元の状態に戻りかけています。 この変化と同じ頃に、 太陽風の速度は、380km/秒から400km/秒へ、 わずかに上がっています。 太陽の西へ通り過ぎていったコロナホールの影響が、 多少見られたということかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 南北に切り替わりながら変化しています。 このため、磁気圏の活動度もやや高められ、 AE指数では、300〜500nTの変化が繰り返し発生し、 最後は1000nT近い大きめの変化になっています。 太陽風の変化は、この辺りで落ち着きそうですが、 SDO衛星AIA193では、 次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 今日の1枚目の図で、27日前、54日前の様子と比較します。 コロナホールは、次第に赤道に伸び、濃さも増して来ました。 今回は、太陽風への影響も強まる可能性があります。 3日後の15日頃の変化に注目してください。 太陽は今日も無黒点です。 X線グラフも変化はありません。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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