宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 8/ 2 12:30 更新 太陽に黒点が発生しています。7月の黒点数は 1.6 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 7月の黒点相対数の平均値は、 1.6 と発表されました。 月平均値が1桁台に下がったのは、4月の 8.9 以来、 今回の極小期では6回目です。 3月の 2.5 を下回って、今回の最小値になっています。 静かな太陽が長く続いて話題になった 前回の極小の時(2007〜2009年頃)は、 月平均値が 2 を割ったのは、2007年に1回、208年に4回、 2009年に5回と、計10回でした。 今回の極小期は、どのような経過をたどるのでしょうか。 また、1日の黒点相対数が 0 になる、無黒点日の日数は、27日でした。 これは、3月の 25日を超えて、今回の極小期の最大値です。 前回の極小の時は、無黒点日が27日に達したのは、 2007年に1回、2008年に3回、2009年に3回でした。 あれだけの極小の時でも、この程度しか発生していない記録です。 静かな方の記録は、なかなか分かりにくいですが、 引き続き注目してください。 今日の太陽は、南東側(左下)の活動的な領域に黒点が発生し、 2717群と番号が付いています。 SDO衛星の可視光写真によると、 昨日の昼過ぎから見え始めていた様です。 X線グラフには特に変化は見られず、 穏やかな状態が続いています。 太陽風は、昨夜にかけて速度が450km/秒へ高まる変化が到来し、 その後すぐに下がって行き、 現在は360km/秒と既に低速風に戻っています。 (グラフの最後で、400km/秒に上がる変化が見えています) 磁場強度は、5〜10nTの間を上下に変化しています。 27日周期の図の前周期に見られた速度の高まりが、 回帰したのかもしれません。 前回は5日近く続いたのですが、 今回は短い時間で終わってしまうのでしょうか。 太陽黒点相対数の長期変化。7月の黒点相対数は 1.6 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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