宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/30 13:15 更新 太陽風は更に低速になっています。太陽は無黒点が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、320km/秒から300km/秒へ下がり、 更に低速になっています。 磁場強度は、5nTで安定しています。 磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。 速度がかなり下がっているので、磁気圏は基本的には穏やかですが、 小規模の活動も起きている様です。 AE指数のグラフでは、部分的に変化が見えています。 27日周期の図の前周期の太陽風を見ると、 世界時7月5日の後半から速度の高まりが始まっています。 前周期の太陽写真では、 この変化に対応するコロナホールはよく分からなかったのですが、 今日のSDO衛星AIA193では、 南半球に薄暗い領域があちこちに見えています。 この辺りが速度の高まりに関係していたのでしょうか。 2〜3日後の太陽風の変化に注目してください。 太陽は、東端(左端)から活動的な領域が姿を現しましたが、 掲載の写真では白斑が見えているだけで、黒点はありません。 SDO衛星の可視光の拡大写真でも、 非常に小さい黒い点がかろうじて見えるかという程度で、 無黒点が続いているということになりそうです。 X線グラフも目立つほどの変化は起きておらず、 太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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