宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/17 12:36 更新 太陽風の磁場強度が10nTに強まっています。速度は低速です。 担当 篠原 昨日のニュースの直後、 16日14時(世界時16日5時)頃から、 太陽風の磁場強度が5nTから10nTに高まり、 今朝早くには、15nTまで達する変化をしています。 現在は10nTに戻っていますが、依然、強まった状態です。 太陽風の速度は、 昨日いっぱいは320km/秒で推移していましたが、 今日に入る頃に350km/秒に少し上がり、 以降、その状態が続いています。 速さとしては、低速の状態です。 太陽風磁場の南北成分は、南に振れたり、北に振れたり、 0nT付近だったりと、ゆっくりと傾向が変わっています。 磁気圏では、太陽風磁場が南寄りに変化した頃に、 AE指数で500〜700nTの中規模の活動が発生しています。 27日周期の図では、前周期とは変化の様子が変わっていて、 予想しずらい状況が続いています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部に淡いコロナホールが南北に伸びている様です。 この領域の影響はどうなるでしょうか。 太陽は、無黒点で穏やかな状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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