宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 7/12 12:40 更新 太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、昨日よりは下がっていますが、 5〜10nTの間を上下していて、 まだ完全には落ち着いていない印象です。 速度は、320km/秒から370km/秒へ少し上がり、 やや低速の状態です。 磁場の南北成分は、 昨日のニュースの後に、-5nTくらいの南向きの変化が発生し、 AE指数では、700nTの中規模の変化が起きていますが、 以降は、磁場は比較的北寄りに推移していて、 磁気圏も静かになっています。 今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部の南寄りに小さいコロナホールが見えています。 27日前の太陽では(1枚目の図を参照)、 この頃は北極から北半球の低緯度域に コロナホールが縦に伸びていて、 3日後くらいから太陽風速度の高まりが到来していました。 この縦のコロナホールは、 更に前の周期の54日前にも見えていたのですが、 今回、この広がりは見えなくなっています。 一方、中央部のコロナホールは、 前の周期には見られなかったものです。 このため、今後の太陽風の推移は、 前周期とは変わっている可能性があります。 3日後の15日以降の変化に注目してください。 太陽は無黒点で、穏やかです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |