宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 7/ 2 13:19 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。6月の黒点数は 15.9 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、 6月の黒点相対数の平均値は、 15.9 と発表されました。 5月の 13.2 を、少しだけ上回っています。 C2のフレアを起こした2715黒点群など、 一時、3つの黒点群が見えるなど、 太陽面が少しにぎやかになっていた状況を示しています。 無黒点の日数も、9日と久しぶりに1桁に下がりました。 全体として見れば、太陽活動の極小へ向かう変化の途中で、 一時的に強まった程度の変化です。 今日の太陽は、無黒点です。 X線グラフに変化はなく、穏やかな状態が続いています。 太陽風の速度は、昨夕に400km/秒台を割り、 現在、360km/秒まで下がっています。 磁場強度も、3nTから2nTへ下がり、弱くなっています。 太陽風は穏やかになっています。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近に留まっています。 磁気圏の活動は穏やかで、AE指数は特に変化はありません。 SDO衛星AIA193の太陽写真の中央部にコロナホールはなく、 低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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