宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/30 08:25 更新 太陽風の速度は下がり始めています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方に500km/秒を割り、 その後ゆっくりと低下して、 現在は450km/秒とやや高速の状態です。 磁場強度は、4nTで安定しています。 高速太陽風は終わりに近付いている様ですが、 27日周期の図を見ると、 前周期より1日半ほど早く始まったのと同じく、 1〜2日ほど早く終わるのかもしれません。 磁気圏は穏やかです。 オーロラの活動度を示すAE指数は、 特に変化なく推移しています。 今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の東側(左側)にコロナホールは見えません。 前周期の太陽風の変化を見ると、 6月5日に高速風が終わった後、次第に低速の風になり、 13日後の6月18日に、次の速度の高まりが到来しています。 今回も同様とすると、 今後、2週間にわたって穏やかな太陽風が続く可能性があります。 太陽は、今日も無黒点です。 X線グラフも、低いレベルで安定しています。 STEREO Ahead衛星によると、 太陽の東端の向こう側にも活動的な領域は見られず、 太陽は、無黒点が続くかもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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