宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/27 12:31 更新 高速太陽風が到来し、速度は600km/秒に高まってます。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、昨日のニュースの後に10nTを超え、 15nT近くまで強まりました。 それと共に、速度の上昇も始まり、 26日19時(世界時26日10時)に500km/秒を超えて高速風になり、 27日0時(世界時26日10時)には600km/秒、 更に、今朝、27日8時(世界時26日23時)には、 650km/秒まで高まりました。 その後、速度は少し下がって、現在は600km/秒です。 コロナホールによる高速の太陽風が到来しています。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも1日半近く変化が早くなっています。 6月24日にコロナホールの淡い広がりについて書きましたが、 その領域からの影響が来ている様です。 前周期の高速風は、700km/秒に達する変化も発生しました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽風の強まりを受けて、 磁気圏の活動も高まった状態が続いています。 AE指数では、500〜800nTの中規模の変化が 連続的に発生しています。 一方、DSCOVR衛星の磁場のグラフでは、 南北成分は最後の辺りで北向きに振れています。 この傾向がこの後も続くと、 高速風は続いていますが、磁気圏は静かになっていくでしょう。 この後の南北成分の振れ方に注目してください。 27日前の高速風は、6月5日にかけて続いています。 今回はどこまで続くでしょうか。 太陽は、2715黒点群がかなり小さくなり、 このまま消えて、無黒点になりそうです。 X線グラフは、全体の強度も下がっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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