宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/26 12:45 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜、25日19時(世界時25日10時)頃から、 太陽風磁場の南北成分が 南向きに強まる変化が発生しています。 初めは -5nTくらいでしたが、 磁場強度が10nT近くへ高まるにつれて、 南向き磁場も-8nTくらいまで強まっています。 一方、太陽風の速度は、 400km/秒と平均的な状態で安定しています。 変化の様子から、フィラメント噴出などで、 太陽から磁場の強まりが流れてきたのかもしれません。 南向き磁場の強まりによって、 磁気圏の活動が高まっています。 AE指数は、1000nTに達する規模の変化が半日近く続き、 最大で1300nTに達しています。 Dst指数も、速報値で -51nT の変化になっていて、 小さい磁気嵐が発生しています。 DSCOVR衛星のグラフの最後では、 磁場強度は7nTにやや下がり、 南北成分は0nTに近付いています。 このまま磁場が北向きに切り替わると、 磁気圏の活動は、一転して静かになるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 見つけにくくなってしまいましたが、 南半球のコロナホールが西に進み、 影響の始まりが近付いています。 今後の推移に、引き続き注目してください 太陽は、2713黒点群が沈んで、 X線グラフの全体の強度も下がっています。 2715群は特に活動はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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