宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/24 10:03 更新 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風は、磁場強度の高まりに続いて、 速度の上昇も始まりました。 昨夕、23日17時(世界時23日8時)には、 400km/秒と平均的な速度に上がり、 今日に入った頃から更に上昇を始めて、 今朝、24日8時(世界時23日23時)には、 500km/秒と高速の状態に達しています。 反対に、13nTまで強まっていた磁場強度は、 速度の高まりとともに下がり始めていますが、 現在も7nTとやや強まった状態です。 コロナホールの影響は、前周期と違って、 太陽風のはっきりとした高まりとして到来しています。 この後どの様に推移するのか、注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 -10nTと大きな南向きの変化も発生しています。 磁気圏の活動も活発になり、 AE指数は、700〜1000nTの中規模の変化が何度も発生しています。 太陽風の磁場強度は下がってきましたが、速度は高まっているので、 南向きの変化が続けば、磁気圏の高まった状態も続くでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東側(左側)から進んできたコロナホールは、 これまで濃く見えていた領域は中心線に近付き、 4日後くらいから太陽風に変化が始まりそうです。 一方、今日の写真では、その右側に向かっても、 淡くコロナホールが広がっている様に見えます。 この領域からの影響も到来するのであれば、 変化の始まりは早くなるかもしれません。 太陽は、2713黒点群が西の端に近付き、 この後見えなくなりそうです。 中央の2715群は、昨日よりも少し小さくなっています。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が頻発していますが、 前半は中央の2715群、後半は西の2713群で発生している様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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