宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/23 13:20 更新 太陽風の磁場強度が高まり、磁気圏の活動もやや強まっています。 担当 篠原 太陽風は、380km/秒と低速の風が続いていますが、 昨夜くらいから磁場強度が強まり始め、 昨日の3nTとやや弱い状態から、現在は10nTに強まっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の 北西側(右上)に見えるコロナホールの影響が やって来ている可能性があります。 27日周期の図を見ると、 前の周期には、ここまでの変化は到来していません。 今後、速度も高まっていく可能性があります。 引き続き注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場強度の高まりとともに南向きに大きく変化する様になり、 -5nTくらいの南向きも発生しています。 この影響で磁気圏の活動も高まり、 AE指数は500nTに達する中規模の変化が発生しています。 グラフの最後で、磁場の南北成分は0nT近くに変わっていますが、 今後どうなるでしょうか。 また、SDO衛星AIA193の東側(左側)の低緯度域には、 次のコロナホールが見えています。 来週の後半に影響が到来しそうです。 太陽は、2713、2715の2つの黒点群が見えていますが、 特に活動はなく、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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