宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/18 12:58 更新 太陽風磁場が大きく強まり、磁気圏の活動を高めています。 担当 篠原 今朝以降、太陽風の磁場が大きく強まり、 南向きの変化に伴って、磁気圏の活動を高めています。 昨夜、17日22時(世界時17日13時)頃から、 太陽風の磁場強度は5nTと平均的な値に高まりました。 それと共に、太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる セクター境界も到来して、 磁場の方向は、「T」から「A」に切り替わっています。 切り替わった後は、目立った変化はなく、 磁場強度は5nTの状態が続き、 速度は300km/秒近くと低速の状態でした。 しかし、今朝になるとどちらも強まり始め、 18日10時(世界時18日1時)には、磁場強度は20nTと大きく高まり、 速度も400km/秒と平均的な状態に戻っています。 コロナホールの影響が始まった可能性がありますが、 磁場の変化はなかなかの大きさになっています。 太陽風磁場の南北成分は、 セクターの切り替わりから南寄りになり、 今朝の磁場の強まりでは、 -15nTに達する大きな南向きの変化も発生しています。 磁気圏の活動も高まって、 AE指数は1000nTと大きい変化を起こしています。 世界時18日1時半頃の南極・昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。 天気がやや悪い様で、画面全体がぼんやりしていますが、 オーロラの活発な活動を見ることができます。 コロナホールの東西の広がりから考えると、 変化はあまり長く続かないでしょう。 前周期の高まりは、2日間程度でした。 太陽は、中央に2713黒点群があり、 その右側に新しい黒点が発生しています。 X線グラフは、B1に達する小さい変化は起きていますが、 全体としては穏やかです。 南極・昭和基地の全天カメラで、世界時18日1時半に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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