宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/15 12:31 更新 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 今日未明、15日2時(世界時14日17時)頃に、 太陽の西の端(右端)から CME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 SDO衛星やSTEREO衛星の画像の様子から、 太陽の向こう側で発生した爆発現象の様です。 地球への影響はありません。 こちら側の太陽面は、2713黒点群が見えていますが、 特に活動はなく、穏やかな状態です。 太陽風は、速度が300km/秒から340km/秒へ上がり、 再び300km/秒へ下がる小幅の変化をしています。 低速の風は続いています。 一方、6nTに少し強まっていた磁場強度は、 昨夜以降弱くなり、現在は1〜2nTに下がっています。 磁気圏は、基本的には穏やかですが、 AE指数には小さい変化も見えています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極から縦に伸びるコロナホールが、 ちょうど太陽の中心線に達しています。 3〜4日後の18〜19日くらいから、 太陽風の高まりが見られるかもしれません。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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