宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/ 5 12:49 更新 太陽風の速度は下がり、平均的な速さに戻っています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 夜に入るまでは600km/秒台を保っていましたが、 以降、低下を始めています。 今朝早くに500km/秒台を割り、 現在は430km/秒と既に平均的な速さまで下がっています。 今回の高速太陽風は、4日ほど続きました。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態が続いています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さくなっています。 磁気圏の活動は更に弱くなっていて、 AE指数は250nT程度の小さい変化に留まっています。 現在は太陽風の速度も下がったため、 AE指数の後半は、一層静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極域を除いて、コロナホールは見えない状態です。 これからしばらく、穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽では、2712黒点群が西の端に沈もうとしています。 掲載の可視光写真では、白斑が見えるだけですが、 拡大写真を見ても、黒点があるのかはっきりしません。 続く領域もなく、太陽はこのまま無黒点になりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万に高まった状態が続いています。 太陽風、磁気圏が落ち着いたので、 これからゆっくりと減少するでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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