宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/ 1 19:25 更新 600km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風速度の高まりが到来して、 既に600km/秒の高速風に変わっています。 27日周期の図を見ると、 高まりは前周期よりも1日ほど早く始まっています。 DSCOVR衛星の観測によると、 太陽風の高まりは、 5月31日23時(世界時31日14時)頃に始まっています。 最初は磁場強度が10nT程度に強まり、その後15nTに達しました。 続く様に速度もゆっくりと上昇を始め、 昨日は300km/秒後半の低速風でしたが、 今朝の段階で500km/秒に達し、 更に上昇が続いて、現在は600km/秒に達しています。 高速風の発生源のコロナホールは、 SDO衛星AIA193の太陽写真で、 太陽の中央部から西側にかけて広がっています。 影響は更に強まるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 南北に10nT近くに大きく振れています。 磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は、1000nTに達する大きな変化が続いています。 しかし、残念なことに昭和基地は曇り空で、 全天カメラでオーロラの様子を見ることはできませんでした。 今後の活動に注目してください。 太陽は、2712黒点群の活動が少し高まっていて、 X線グラフでは、Bクラスの小さい変化が頻繁に起きています。 可視光写真でも、黒点が増えている様です。 Cクラスに達する活動は発生するでしょうか。 今日は更新が遅くなってしまいました。 申し訳ありません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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