宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 6/ 3 13:20 更新 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 速度は、昨夜にかけて一旦570km/秒に下がりましたが、 その後再び高まって670km/秒に上がり、 現在は、630km/秒付近で推移しています。 太陽風の磁場強度も連動して変化し、 3nTから6nTへ少し高まって、再び3nTに戻っています。 コロナホールから吹き出す高速風に、 強弱の変化があった様です。 磁気圏は、活動的な状態が続いていますが、 AE指数の変化は500nT前後と、中程度の変化に留まっています。 太陽風の速度は高まっていますが、 磁場の南向きの変化が小さくなっているためでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは太陽の西に更に進んでいます。 今後、影響は次第に弱まっていくでしょう。 太陽では、2712黒点群で小さい活動が増えていて、 X線グラフにBクラスの変化が続いています。 しかし、可視光写真では黒点は少なくなっています。 今回の太陽風の高まりの影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 2機のGOES衛星のデータが1万に達しています。 明日は更に高まるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |