宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 6/ 2 12:49 更新 高速太陽風は700km/秒に達しています。 担当 篠原 太陽風の速度は更に上昇が続き、 今日未明には700km/秒に達しました。 その後も、650〜750km/秒とかなり高い速度を保っています。 一方、磁場強度は次第に低下して、 昨夜遅くには5nTと平均的な状態に戻り、 現在は3nT近くまで下がっています。 太陽風速度の高まりとしては、最高速の領域に達した様です。 この状態がどこまで続くか、 また、その後どの様に弱まっていくでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、強度が下がってきたため 振れ幅は次第に小さくなるとともに、 変化も少なくなっている印象です。 オーロラの活動度を示すAE指数の変化は、 昨夜遅くまでは1000nT程度の大きな活動になっていましたが、 以降は変化が小さくなっています。 太陽風の速度は高い状態が続いているので、 磁場が南向きに振れれば、オーロラの活動も高まるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 コロナホールは後ろの部分も太陽の中心線を通り過ぎています。 4日後くらいには影響も弱まり始めそうです。 太陽では、2712黒点群の活動は下がっている様で、 X線グラフの変化は少なくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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