宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/29 11:45 更新 太陽でC2.7の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 今日の未明、29日2時(世界時28日17時)に、 太陽の中央部の2712黒点群で、 C2.7の小規模フレアが発生しました。 2712黒点群は、 太陽の東端に現れた直後の5月24日(日本時間)にも C2.8の小規模フレアを起こしていて、 5日ぶりに、ほぼ同じ規模のフレアを起こしたことになります。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 短時間のフレアだったので、輝きは一瞬しか見えません。 X線グラフを見ると、 C2.7のフレアの前に、 Bクラスの小さいフレアが何度も発生しています。 一方、Cフレアの後は、変化がほとんどなくなり、 2712群は落ち着いている様です。 可視光写真では、 2712群は黒点の見え方も少し大きくなっています。 小さい活動ですが、引き続き変化に注目して下さい。 太陽風は、速度が400km/秒から380km/秒にやや下がっていますが、 平均的な速さが続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いていて、 磁気圏は穏やかです。 AE指数はほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部のコロナホールの先頭(右端)が、 太陽の中心線に達しています。 3日後の6月1日くらいから、次の太陽風の高まりが始まりそうです。 2712黒点群で発生したC2.7の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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