宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:45)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/29 02:04 C3.3
5/28 --- ---
5/27 --- ---

黒点  5/29 (NOAA)
磁場 フレア
2712 10 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:34 386 -0.6
-2 h 374 +3.1
-4 h 377 +2.8
-6 h 395 +2.9
-8 h 391 +2.5
-10 h 395 +0.4
-12 h 392 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 27 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 14 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
5/29 0.5 3x10^2
5/28 0.6 3x10^2
5/27 0.5 3x10^2
5/26 0.6 2x10^2
5/25 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 5/24 12:40 2か月ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。
2018/ 5/25 12:22 Bクラスの小さいフレアが続いています。太陽風の速度は下がりました。
2018/ 5/26 13:56 太陽は穏やかになっています。太陽風も穏やかです。
2018/ 5/27 12:51 太陽は穏やかです。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2018/ 5/28 12:38 太陽風は平均的な状態になっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2018/ 5/29 11:45 更新
太陽でC2.7の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今日の未明、29日2時(世界時28日17時)に、
太陽の中央部の2712黒点群で、
C2.7の小規模フレアが発生しました。

2712黒点群は、
太陽の東端に現れた直後の5月24日(日本時間)にも
C2.8の小規模フレアを起こしていて、
5日ぶりに、ほぼ同じ規模のフレアを起こしたことになります。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
短時間のフレアだったので、輝きは一瞬しか見えません。

X線グラフを見ると、
C2.7のフレアの前に、
Bクラスの小さいフレアが何度も発生しています。
一方、Cフレアの後は、変化がほとんどなくなり、
2712群は落ち着いている様です。

可視光写真では、
2712群は黒点の見え方も少し大きくなっています。
小さい活動ですが、引き続き変化に注目して下さい。


太陽風は、速度が400km/秒から380km/秒にやや下がっていますが、
平均的な速さが続いています。
磁場強度も、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続いていて、
磁気圏は穏やかです。
AE指数はほとんど変化が見られません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
中央部のコロナホールの先頭(右端)が、
太陽の中心線に達しています。
3日後の6月1日くらいから、次の太陽風の高まりが始まりそうです。




2712黒点群で発生したC2.7の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。