宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/28 12:38 更新 太陽風は平均的な状態になっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽は、2711黒点群が西に沈んで見えなくなり、 2712群だけになっています。 その2712群は、黒点の数が増えていますが、 X線グラフに変化はなく、穏やかな状態が続いています。 太陽風は、昨日のニュースの頃に小さい変化が見られましたが、 磁場強度は、その後も5nT前後で推移しています。 一方、速度は350km/秒に戻り、低速の風が続きました。 そして、今朝くらいからゆっくり上昇して、 現在は400km/秒と平均的な速度に上がっています。 どちらも小幅の変化で、 基本的に太陽風は穏やかに推移しています。 太陽風磁場の南北成分は、 比較的北寄りに推移しています。 磁気圏も穏やかで、AE指数には目立った変化は起きていません。 SDO衛星AIA193では、 赤道付近のコロナホールが太陽の中心線に近付いています。 明日くらいに中心線に達して、 その3日後くらいから太陽風に影響が始まると考えると、 6月1〜2日頃となりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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