宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/27 12:51 更新 太陽は穏やかです。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽では、2711黒点群が西の端に近付いています。 この後沈んで、黒点は東の2712群だけになりそうです。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は低速の風が続いていますが、 速度は350km/秒から320km/秒へ下がり、 再び350km/秒に戻るという小幅の変化をしています。 磁場強度も、3nT前後でやや弱い状態が続いていますが、 グラフを見ると、後半から変化が目立つ様になっています。 特に、最後のところで、 磁場強度は5nTに、速度は370km/秒に 高まる変化が見えています。 どちらも小さい変化ですが、 この後もこの値が続くでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近か、北寄りの傾向が続いています。 速度も低いため、磁気圏はとても穏やかで、 AE指数はほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 東側(左側)の赤道付近にコロナホールが見えています。 この領域は27日前の前周期にも広がっていて、 27日周期の図の5月5日以降の太陽風の高まりを作っています。 今回は、6月1〜2日頃の到来でしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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