宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/24 12:40 更新 2か月ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨日、太陽の東端に近付いていた活動的な領域が、 太陽のこちら側に現れ、小さい黒点も見えています。 それと共に、X線グラフの変化も増えて、 多数のBクラスのフレアが続き、 24日3時(世界時23日18時)には、 C2.0の小規模フレアが発生しました。 Cクラスに達するフレアの発生は、 3月30日のC4.6以来、2か月ぶりです。 引き続き、この領域の活動に注目してください。 一方、2710黒点群はほとんど見えなくなり、 西側の黒点に2711群と番号が付きました。 太陽風は、昨日のニュース以降も速度が上がり、 深夜には500km/秒と高速の状態になりました。 その後、現在まで500km/秒を保っています。 コロナホールの影響は、しっかりとやって来た様です。 太陽風の磁場強度は、 速度が高まっている間は、8nT程度にやや高まっていましたが、 その後下がり始め、現在は3nTとやや弱くなっています。 太陽風磁場の南北成分は、速度が高まる頃は南北に振れて、 AE指数で500nTの中規模の変化が発生しましたが、 以降は、0nT付近に留まる様になり、 磁気圏も穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは既に西の端近くに去っていて、 太陽風への影響はあまり続かないと思います。 一方、今日の写真では、 太陽の中央部の高緯度域にコロナホールが見えています。 今回の太陽風の変化と同様に、 4日後くらいに影響がやって来るかもしれません。 2か月ぶりに発生した、C2.0の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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