宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:40)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/24 03:03 C2.0
5/23 --- ---
5/22 --- ---

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
2710 2 β ---
2711 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 497 +1.0
-2 h 505 +1.5
-4 h 519 -0.2
-6 h 521 +0.3
-8 h 510 +1.8
-10 h 515 +0.8
-12 h 503 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 4 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
5/24 0.5 1x10^2
5/23 0.6 1x10^3
5/22 0.5 9x10^2
5/21 0.6 6x10^2
5/20 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















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X線5分1分 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 5/19 13:31 太陽風の高まりは終わり、磁気圏も穏やかです。
2018/ 5/20 10:54 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。無黒点が続いています。
2018/ 5/21 13:23 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は穏やかです。小さい黒点が出現しています。
2018/ 5/22 12:18 太陽風は300km/秒と低速になっています。
2018/ 5/23 12:31 太陽の東端から活動的な領域が近付いています。
最新のニュース

2018/ 5/24 12:40 更新
2か月ぶりにCクラスの小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨日、太陽の東端に近付いていた活動的な領域が、
太陽のこちら側に現れ、小さい黒点も見えています。

それと共に、X線グラフの変化も増えて、
多数のBクラスのフレアが続き、
24日3時(世界時23日18時)には、
C2.0の小規模フレアが発生しました。

Cクラスに達するフレアの発生は、
3月30日のC4.6以来、2か月ぶりです。
引き続き、この領域の活動に注目してください。

一方、2710黒点群はほとんど見えなくなり、
西側の黒点に2711群と番号が付きました。


太陽風は、昨日のニュース以降も速度が上がり、
深夜には500km/秒と高速の状態になりました。
その後、現在まで500km/秒を保っています。
コロナホールの影響は、しっかりとやって来た様です。

太陽風の磁場強度は、
速度が高まっている間は、8nT程度にやや高まっていましたが、
その後下がり始め、現在は3nTとやや弱くなっています。

太陽風磁場の南北成分は、速度が高まる頃は南北に振れて、
AE指数で500nTの中規模の変化が発生しましたが、
以降は、0nT付近に留まる様になり、
磁気圏も穏やかになっています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは既に西の端近くに去っていて、
太陽風への影響はあまり続かないと思います。

一方、今日の写真では、
太陽の中央部の高緯度域にコロナホールが見えています。
今回の太陽風の変化と同様に、
4日後くらいに影響がやって来るかもしれません。




2か月ぶりに発生した、C2.0の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。