宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 5/12 09:44 更新 太陽風の速度の低下は続いています。磁場がやや強まり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続き、 昨日の520km/秒から、現在は450km/秒と やや高速の風になっています。 3nT程度に下がっていた磁場強度は、弱い強まりが到来して、 6〜9nTの幅で推移しています。 南北成分は、南向きに偏った状態で、 -3〜-5nT程度の南向きの時間が目立っています。 このため、磁気圏の活動は高まった状態が続き、 AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が連続的に発生しています。 世界時11日19時半頃のオーロラの活動を、 南極、昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 AE指数では、この頃に3時間にわたって800nTの変化が続いています。 昭和基地の画像でも、 掲載の写真を含めて2時間程度活発な輝きが発生しています。 太陽風は、基本的には次第に穏やかになっていくと思われます。 磁気圏の活動も次第に小さくなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中央部の左下寄りに、 コロナホールの暗い領域が見えています。 次の太陽風の高まりは、この領域の影響になりそうです。 太陽は、2709黒点群が小さく見えているだけで、 特に活動はなく、穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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